バンクーバーで7月31日、世界中の消防士と警察官が集まり各種競技を競い合う「2009 World Police & Fire Games」が開会され、55カ国から1万人以上が参加した。開会に先立ち、サイエンス・ワールド(1455 Quebec St.)から開会式の行われるGMプレース(800 Griffiths Way, Vancouver)まで、参加者による街頭パレードも行われた。主催はTELUS。
同大会は2年ごとに世界各地で行われ、今年で13回目。10日間にわたり、アイス・ホッケー、柔道、バレーボールなどをはじめ、ダーツ、射撃、警察犬レース、綱引き、消防技術を競うUltimate Firefighter など60以上の種目を繰り広げる。
開会式に先立つパレードの出発地点となったサイエンスワールドでは各国の参加者たちが自国の名前入りのバッジやペン、旗、キーホルダーなどを交換し合い、親交を深めあった。イギリスから参加した警察官のFrankさんは「アイス・ホッケーに参加する。試合も楽しみだが、毎回恒例となっている世界中の同僚たちと交換する記念品は大切な思い出になるのでうれしい」と話す。
日本からは消防隊員、警察官の15人が参加。日本警察消防スポーツ連盟の副理事長、武藤勝行さんは「毎年日本からは70人ほどが参加している。今年はインフルエンザの関係で参加者が減ってしまったのがとても残念。次回のニューヨーク大会はぜひ多くの同僚と参加したい」と話す。日本選手はベンチ・プレス、テニスなどに出場の予定。
バンクーバーで日本チームのトレーナー兼コーディネートを勤める小川学さんは「今回は日本チームの参加者が少なくて残念だが、冬季五輪以上の参加者がある今大会を楽しみたいと思っている。日本の方たちにも、もっとこの大会について知ってもらいたい」と話す。
競技開催地はバンクーバーのUBC, Plaza of Nation、バーナビー市の BCIT、サイモン・フレーザー大学、ニューウェスト・ミンスター市、コキットラム市の各地などバンクーバーエリア全般。競技スケジュールはサイトに掲載。観戦無料。8月9日まで。