バンクーバーで「究極の消防士」レース-「World Police & Fire Games」閉幕

バンクーバーで「2009 World Police & Fire Games」が10日間にわたり開催され、バンクーバーエリア各地で熱戦が繰り広げられた。

バンクーバーで「2009 World Police & Fire Games」が10日間にわたり開催され、バンクーバーエリア各地で熱戦が繰り広げられた。

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 バンクーバーで7月31日から開催されていた「2009 World Police & Fire Games」9日目の8月8日、「Ultimate Firefighter (究極の消防士)」競技がPlaza of Nations (750 Pacific Boulevard, Vancouver)で行われた。

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 同競技は4人一組で行われ、消防ホースを担ぎながら走る「Hose Task」、重りを担いで5階建てのビルの階段を上り下りする「Weight & Strength」、障害物を乗り越え、レスキューした人に見立てた人形を引っ張り走る「Obstacle Course」、5階建てのビルをチェーンソーや重りを持ち2往復上り下りする「High Rise」の4種目の合計タイムを競い合うもの。

 会場には5階建てビルの見立てた鉄骨「タワー」も組み立てられ、消防服に身を包んだ選手たちが競技を終える度に観客からは大きな拍手が起こった。カナダ、ケベック州から夫がレースに参加したという妻は「夫は50代だが、普段から鍛えているので参加を楽しみにしていた。入賞はしなかったが、チームをヨーロッパの選手と組んだので、国際交流ができ楽しめた」と振り返る。

 会場にはあこがれの消防士たちの競技を見ようと、多くの地元の子どもたちの姿も見られた。子ども用に土産のステッカーやキーチェーンなどを用意し、配っている参加選手の姿も。オーストラリアの選手からコアラのぬいぐるみをもらったバンクーバーの母子は「競技参加の合間にもこうやって記念品を配っている各国の選手たちの姿があちらこちらで見られ感心した」と話す。

 同大会は翌9日に閉会。今大会は世界各国より計10,577人の参加があり2003年のバルセロナ大会の10,576人を1人上回り過去最多の参加数を記録した。

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