バンクーバーの宇宙科学館「H.R.Macmillan Space Centre」(1100 Chestnut St. Vancouver, TEL 604-738-7827)で8月29日、ペットボトルでロケットを作るイベントが行われ、約50人の子どもが集まった。主催はH.R.Macmillan Space Centreで、レストラン「White Spot」が協賛する。
同イベントは毎年夏休み中の7月・8月に1回ずつ行われる子ども向け無料イベント。NASAのロケットのSaturn 5にちなんで名付けられ、子どもたちや地元の人々へ宇宙や科学館への関心を高めてもらうのが狙い。
2リットルの空のペット・ボトルを持参した子どもたちは、科学館スタッフから見せられたNASAのSaturn 5の模型を参考に、各自のロケットに思い思いにデザインした厚紙の先頭部分や羽を取り付けた。中には好みのロケットの写真を持参した少年の姿も。
ロケットは圧縮された空気と水を利用して飛び上がる仕組み。自転車用ポンプで空気を入れたペットボトルが「ポンッ!」と空に上がる度に、見ている親子から歓声が上がった。今年初めて参加したMathew さんは「空気入れのポンプを押すのは大変だったけど、ロケットが飛び上がった時はうれしかった。(高さの)記録に挑戦したい」と話す。
同館プログラムコーディネーターのAlexさんは「このイベントは広告をあまりしていないのに毎回40人ほど集まる。これを機会に科学館にも足を運んでもらえればうれしい」と話す。