バンクーバー国際空港（3211 Grant McConachie Way, Richmond）で9月から始まった、小学生向けの「空港内施設見学ツアー」が、キャンセル待ちが出るほどの人気を集めている。

　バンクーバー空港公団の「2010 Welcoming the World（2010年オリンピック歓迎プログラム）」の一環として企画された同ツアーは、五輪開催期間中に世界中から集まる20万人以上の選手や観光客などを受け入れるために、空港がどのように準備を整えているかを参加者たちに直接見てもらうことが目的。

　滑走路や飛行機、レーダーシステム、ダウンタウンと空港をつなぐ最新の交通機関「カナダライン」、手荷物検査、アート展示コーナーなど、空港周辺の各施設を見学して回ることができる。

　「次世代を担って世界を旅する子どもたちに、空港について知ってもらい、より身近に感じてもらうきっかけになれば」と話す同公団のAnne Murrayさん。「バンクーバー国際空港は、単に飛行機に乗るために通過する場所ではなく、一つの行き先として成り立つ場所」とも。

　バンクーバー近郊の小学5年生が対象で参加無料。11月26日までのツアー実施期間中、約95クラス、2,700人が参加する。