バンクーバー冬季五輪フィギュア男子代表の高橋大輔選手が1月31日、日本からも多くの報道陣が詰めかけて同選手の到着を待ち構える中、ほかのフィギュア陣より一足先に現地入りした。
「意外と近くてすぐに着いた気がした」と笑顔を見せる同選手。「時差の調整に時間がかかるほうなので、なるべく早く現地に入って体調を整えたかった。試合までまだ時間があるし、今からあまり意気込み過ぎても本番までに疲れてしまうので、いつも通りリラックスして練習を進めたい」と話す。
空港ロビーでは、到着のニュースを聞いて駆けつけた現地の日本人ファンが差し出したフィギュアスケート靴に快くサインをする場面も。「自分が住んでいる町に日本のトップ選手が集まるので興奮している。なるべく多くの選手に会って、直接応援メッセージを送りたい」と話すリッチモンド在住のDaynaさん(12)。
バンクーバー滞在について、「オリンピックがもちろん一番の目的だが、初めて来た場所なので、ダウンタウンとかも行ってみたいし、景色とかがとてもきれいだと聞いているので、そういう所もぜひ写真に納めたい。おいしい料理もいろいろ食べてみたい」と楽しみにしている様子。「ずっと4年間金メダルを目標にやってきた。毎日一つ一つを大事に楽しんでいきたい」と抱負を語る。
同選手は、五輪会場近くのリンクで、毎日3~4時間の練習をしながら最終調整を進め、本番に備える。