リッチモンド市と同観光局が主催していた五輪キャンペーン「Share Richmond 2010 Olympic Winter Games Contest」の当選者が発表され、日本からもバンクーバー冬季五輪に招待されるラッキーな当選者がいることがわかった。
リッチモンド在住のMay Mahさんは「閉会式パッケージ」に当選。閉会式のチケット、スピードスケート長距離競技観戦チケットと併せて、招待ゲストのバンクーバーまでの往復航空券とホテル宿泊券(5泊分)など計1万2,500カナダドル相当分の賞品を手にした。Mayさんが絵葉書を送った先は、子どもが日本で世話になった静岡のホームステイ先だった。
「本当に当たるとは思ってもみなかったが、駄目もとで応募してみて良かった」とMayさん。「娘が日本で大変世話になったので、その恩返しをこうしたかたちでできることになってとてもうれしい」と話す。
「開会式パッケージ」(1万2,500カナダドル相当)の当選者は、同市在住のLucille Folkeringaさん。米・ミネソタ州に住むLucilleさんのめいをゲストとして招待する。「オリンピックのチケットは抽選にすべて外れてしまったので、今回のキャンペーンでは知っている人30人くらいに絵葉書を送った。冬季五輪ではスピードスケートが一番好きな競技」と当選の喜びを語る。
同市の風景などをデザインした絵葉書「Richmond Picture It Postcard」を世界中の家族や友人に送って、オリンピックを通して地元の観光をPRすることを目的として企画された同キャンペーン。昨年9月末から2カ月にわたって行われ、約4,000通の応募が集まった。
リッチモンド観光局のTrace Lakeman最高経営責任者は「より多くの観光客にリッチモンドに興味を持ってもらうために、今回のキャンペーンを通して、市民の皆さんにリッチモンドの民間大使として参加してもらうことができた。予想以上の反響の大きさに驚いた」と話す。