女子フィギュア日本代表の浅田真央選手が2月20日午前、バンクーバー国際空港に到着した。準備された取材エリア周辺には日本や韓国のメディアに加えて現地のファンら100人以上が少しでもよく見える場所を確保しようと朝早くから集まった。
浅田選手の姿が見えると、「真央ちゃん、ようこそ!」「真央ちゃん、がんばりなよー!」と大きな声援が沸き起こり、「翔べ!浅田真央」「がんばれ真央」など、思い思いの応援メッセージを書いたボードや横断幕を掲げたファンに向かって、同選手は会釈をしながら笑顔で手を振って応えた。
「(五輪関係者用の)IDをもらったときにすごくうれしくなった」といよいよ現地に到着した喜びを話す同選手。現地のファンからの応援は「たくさんパワーをもらえる。バンクーバーでもたくさんの日本の方が応援してくれて、日本でやってるような気分になって心強い」と話す。「オリンピック自体が初めてなのですべてが楽しみ。日本でぎりぎりまできちんと練習できているので、あとは本番のリンクでしっかり試合のイメージを持って練習したい」とも。
日本選手陣にメダルが続いていることについて「高橋大輔選手とか見ていてやっぱりすごいなと思ったので、自分も頑張ってメダルを取りたい」と4年に一度の大舞台での活躍に意欲をみせる。
取材後、空港のセキュリティー係員に加えて、現地の警察も脇を固める厳戒態勢の中、大会専用車に乗り込んで空港を後にした。女子ショートプログラムは23日、フリーは25日に行われる。