スレッジホッケー日本代表、初戦を白星で飾る-会場にあふれる日の丸が力に

チェコ代表を相手に熱戦を繰り広げ、アイススレッジホッケー日本代表チームは予選で白星発進した。撮影:竹見脩吾

チェコ代表を相手に熱戦を繰り広げ、アイススレッジホッケー日本代表チームは予選で白星発進した。撮影:竹見脩吾

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 アイススレッジホッケー日本代表チームは3月13日、UBCサンダーバードアリーナ(6066 Thunderbird Blvd., Vancouver)でチェコ代表と対戦し、2対1で勝利を飾った。

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 両チーム無得点で終わった第1ピリオドの後、第2ピリオドに遠藤隆行選手がレフリーのビデオ判定に持ち込まれる際どいゴールで先制点をあげると、チームは勢いに乗った。チェコは第3ピリオドに入って1点取り返したが、残り4分となったところで石田真彦選手が鮮やかにゴールを奪い、日本が1点リードしたまま試合終了のホーンが鳴った。

 当日、会場はほぼ満席となり、在住日本人に限らず、多くの人たちが日本の国旗を振ったり、「Go Japan Go」など思い思いのメッセージを書いたボードを掲げたりしながら、応援合戦を繰り広げた。日本チームがピンチのときやチャンスが訪れたときには、何度となく会場全体が「ニッポン・チャチャチャ」コールに包まれた。

 各ピリオド間の応援団紹介コーナーでは、日本から応援に駆けつけた石田選手の家族が紹介される一幕も。日本語で「がんばれニッポン!この試合は日本が必ず勝ちます!」と力強く宣言すると、場内は歓声に沸いた。

 試合終了後、遠藤隆行キャプテンは第一声で「すいません、はらはらさせてしまって」と苦笑い。「観客の皆さんの声援に負けないくらいの大きな声を出し合って、パックをつなげていった。途中で追いつかれたときは結構きつかったが、トリノでの経験を生かしてどうにかチームを盛り上げていけるよう力を尽くした」と振り返る。「プレッシャーもかなりあるが、今日の結果を次につなげていきたい。次はもっといい試合をお見せします」と頼もしいコメントを残して会場をあとにした。

 日本チームは、予選ラウンドで14日韓国(20時30分~)、16日アメリカ(17時~)と対戦する。17日=プレーオフ、18日=準決勝、19日=3位以下の順位決定戦、20日=決勝が行われる。

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