11月6日午後、ロサンゼルス・ギャラクシー所属のデヴィッド・ベッカム選手がバンクーバーに到着。7日、記者会見が開かれた。
今回の訪問は、地元のサッカーチーム、バンクーバー・ホワイトキャップスとの親善試合が主な目的。同選手の膝のけがのために、当初10月3日に予定されていた試合が延期されていた。
ベッカム選手は「バンクーバーに来るのは初めて。とても美しい街だと思う。このような機会を自分に与えてくれた方々に感謝している。今回の試合で観客の皆さんが楽しんでくれ、さらにサッカーを好きになってくれたらうれしい」と話し「ワールドカップで試合をすることも、世界中のいろいろな地元チームと親善試合をすることも、自分にとっては同じこと。お金のためにプレーしているのではなく、サッカーの試合に参加することが一番大切なことだから。今回はけがも治って体調は万全。最低45分はピッチに立っていたい」と試合への思いを語った。
同選手は、ボランティア活動にも積極的で、さまざまな寄付活動にも力を貸している。バンクーバー滞在中、試合用ユニフォームを持参して、難病に苦しむ少女を訪ねて励ます予定も。
ホワイトキャップスのボブ・レナドゥッチ社長は「国境を越えて、世界最高レベルの選手を迎えて試合が出来るのは大変光栄。この試合をきっかけとして、カナダでのサッカー人気が高まれば」と抱負を述べた。
ホワイトキャップスのMF(ミッド・フィールダー)、マーティン・ナッシュ選手は「相手がどんなレベルの選手であろうと、自分たちのスタイルやゲームプランで普段通りにプレーするだけ。ベストを尽くしてファンの皆さんが喜んでくれるいい試合にしたい」と意欲を見せた。
試合は、同7日19時からBC Place Stadium(777 Pacific Blvd., Vancouver)で行われる。試合の模様はケーブルテレビでも放映されるほか、インターネットラジオでも聴くことができる。すでに4万枚以上のチケットが販売されている。
ロサンゼルス・ギャラクシーは、11月にオーストラリア、12月にニュージーランドも訪問し、それぞれの地元チームと国際親善試合を予定。