バンクーバーのウェスティン・ベイショアホテル（1601 Bayshore Drive, Vancouver）で4月6日、チャリティープロジェクト「Eagles in the City」で約1年間にわたり街を飾ったイーグル像のオークションが行われた。BC Lions Society for Children with Disability とThe Canucks for Kids Fundが主催。

　当日、スポンサーの要望に合わせアーティストが自然や動物、アボリジナルデザイン、ホッケー選手などを描いた135体のイーグルがバンクーバー市内やビクトリアなどの各設置場所から同イベント会場に集められた。会場には約500人のデザイナーや関係者、ゲストらが集まり、サイレントオークションを含む33体をライブオークションで約3,000カナダドル～9,000カナダドルの値で落札した。

　ロックテイストのイーグルをデザインしたビクトリア出身のアーティストLucasさんは「子どものころから影響を受けたジョンレノンやジミヘンドリックスなどの歌手を130時間かけてイーグルに描いた。寄付金が役立てられ今後も多くの人に作品を見てもらえるなんて感激」と話す。

　観客賞に輝いたデザイナーTiana Kaczorさんは「スポンサーから子どもたちを参加させてほしいと要望があったので、小学生に好きなように絵を描いてもらい、その中の302枚をイーグルの羽部分に子どもたちが描いた通りにまねてデザインした。皆でとった賞、早く子どもたちに報告したい」と喜びを表した。

　残りのイーグル像は4月8日、インターネットオークションにかけられる。収益金はBC州の障害を持つ子どもたちのサポートに充てる。