バンクーバーのスタバで「無料コーヒーの日」-環境保護キャンペーンの一環で

バンクーバー近郊のスターバックスでは4月15日、無料コーヒーを求めて多くの人がマイタンブラー持参で来店した。

バンクーバー近郊のスターバックスでは4月15日、無料コーヒーを求めて多くの人がマイタンブラー持参で来店した。

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 バンクーバー近郊で100店舗近くを展開するスターバックスで4月15日、「無料コーヒーの日」が実施され、タンブラー持参客に無料でコーヒーを提供した。今年で5回目となる試みで、アメリカ、カナダ、オーストラリア、韓国など世界各国で同日開催された。

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 フェイスブックやツイッターなどのソーシャルメディアを通じた情報発信も功を奏し、当日は各店舗ともマイカップやマイタンブラー持参で来店する多くの客の対応に追われた。「昨年はイベントのことを知らずに来店した人もかなりいて、『知っていたらちゃんとタンブラーを持ってきたのに』という不満の声もかなりあった。今日はいつもよりも3割増しくらいで客足が途絶えず一日中忙しかった」(店舗スタッフ)という。

 国際環境保全団体「コンサベーション・インターナショナル」のジュリー・ブラックウェルさんは「多くの人たちが参加できる形で紙コップの消費量を減らそうとしているスターバックスの取り組みは、周囲へ与える影響力が大きい」と高く評価する。

 同社では、環境保護キャンペーン「Starbucks Shared Planet」を通して「2015年までに再利用可能なカップの使用率を100%にすること」を目標に掲げている。2009年度にはアメリカ、カナダ、イギリス内の店舗で売り上げたドリンクのうち2,600万カップ分が再利用可能なタンブラーで提供され、紙コップに換算すると120万ポンド分のごみ削減につながった。通常はタンブラー持参で10セントを割り引く。

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