バンクーバー水族館(845 Avison Way, Vancouver, TEL 604-659-3474)で4月17日、アースデー(同22日)にちなんだイベント「Earth Week at the Vancouver Aquarium」が始まった。
地球や環境問題を考える日として世界各地で関連イベントが開かれている「アースデー」は今年で40周年。これを記念して同水族館では毎春行っているサケの稚魚放流イベント「Good Bye Salmon Fry」と組み合わせ、1週間の「アース・ウィーク」を企画した。
1日4回行われる稚魚放流の参加者は、サケの稚魚が大人になるまでの生存確率、サケの生息地域の減少などについて簡単な説明を受けた後、水族館外にある清流に行きサケを放流する。担当者のAlexさんは「参加者には自分のサケに名前をつけてもらい各自で川まで持っていき放流してもらっている。サケをより身近に感じてもらうことによって環境問題について考えるきっかけになれば」と話す。
同日参加したバンクーバー在住の小学生は「以前は自分の家のすぐ近くにも川があり、多くのサケが生息していたと知り驚いた」と話す。参加した子どもたちの中には、自分で付けた名前を呼びかけてサケを送り出す光景も。
期間中、館内ではラッコとの遭遇体験が当たるクイズ形式のゲームや、22日に上映開始の映画「Oceans」のチケットが当たる特設ブースなども用意し、海洋生物や環境保護について一層の理解を呼びかける。
入館料は、大人=22カナダドル、シニア・学生=17カナダドル、子ども(4歳~12歳)=14カナダドル。3歳以下無料。開館時間は9時30分~17時。稚魚の放流は、月曜~金曜=12時・15時、土曜・日曜=11時45分・12時45分・13時45分・14時45分。イベントは今月25日まで。