環境問題をテーマとする映画ばかりを集めた映画祭「Projecting Change Film Festival」が4月22日~25日、バンクーバーの「Fifth Avenue Cinemas」(2110 Burrard Street, Vancouver, TEL 604-734-0300)で開催される。
同映画祭は今年で3回目。環境問題やサステイナブルな生活を扱う映画の中でも観客が楽しめ、学べるものを選び上映。本年度アカデミー賞のドキュメンタリー部門にもノミネートされたWelman監督の「Garbage Dreams」や反捕鯨活動で知られるシーシェパード設立者のポール・ワトソンさんの活動を追うドキュメンタリー「Pirate For The Sea」、子どもにも理解しやすいように合成洗剤の怖さを紹介する「Chemerical: Redefining Clean For A New Generation」など15作品を上映。
映画祭エグゼクティブ・ディレクターのColette Gunsonさんは「社会や環境問題を扱った高品質の映画の数々があればこそ、小さな映画祭が強い発言力を持つことができた。過去2年間の開催で、当映画祭は単なる『グリーン・トレンド』を越え、楽しみながら人々に変化を促す最も効果的な方法の一つになった」と話す。
上映後はゲスト・スピーカーを招きディスカッションタイムを用意。映画監督やプロデューサーをはじめ、カナダ内外の環境活動家、エコ・ビジネスオーナーなどを招待している。25日の最終日にはデービッド・スズキさんやポール・ワトソンさんらも登場予定。
入場料金は、一般=12カナダドル、シニア(65歳以上)・学生(13歳~17歳)・子ども(12歳以下)=10カナダドル。自転車で来館しヘルメットを見せると2カナダドル引きになる。チケットはサイトと映画館ボックスオフィスで販売。各作品の上映時間はサイトで確認できる。今月25日まで。