バンクーバー、グランビルアイランド内のPerformance Works(1218 Catwright Street)で4月22日、地元アーティストらがアースデーをテーマにファンドレイジングイベント「Artists for Earth」を開催した。
同イベントでは絵画などのビジュアルアーティスト約20人の作品75点をサイレントオークションに提供したほか、パフォーミングアーティスト15組がライブやダンスパフォーミングで会場を盛り上げた。
作品を提供した画家の1人、Rebecca Chaperonさんは氷山を背景に氷の欠片の上で少女がたき火をするのを海の中から白くまが悲しい顔で見つめている油彩画「Bonfire on my iceberg」を描いた。「氷山は見える部分が小さく、見えない部分があるからミステリアスな魅力を感じるので普段から描いている。今回はそれにアースデーにちなんだメッセージ『自分さえよければいいのか』を加えてみた」と話す。
アーティストが地球のために動くことの重要性について、イベント実行委員のBrian Hardieさんは「歴史も文化もいつも芸術が基本となっている。アーティストはそれぞれの表現方法で人々にメッセージを送ることができる」と話す。今年初めての「種をまいたばかり」のイベント。大きな木を育てるようにこの活動が広がり、「世界のアーティストが地球を変えることができる」とメッセージを寄せる。
収益金は、地球環境保護活動を行うデビッド・スズキ財団に寄付する。