グルメ通に人気のイベント「Dine Out Vancouver(ダインアウト・バンクーバー)」が4月26日~5月6日の11日間、バンクーバー近郊のレストランで開催される。8回目となる今年は、過去最高の208店が参加し、各店が特別コースメニューを18ドル、28ドル、38ドルと格安の値段で提供する。
観光・外食産業がローシーズンになる時期に地元ビジネスを活性化させようと、バンクーバー観光局が2003年1月に始めた同イベント。冬恒例のグルメイベントとして定着していたが、今年はバンクーバー五輪と重なったため時期をずらしての開催となった。
ホテル滞在と併せたパッケージ料金の設定や、食事をしたレストランを評価して年間食事券などが当たる「Visa Dine Out for a Year」のほか、一番気に入ったレストランに投票して9日間のバケーションパッケージなどが当たる「Best Bite Award」には、新しく「お気に入りサーバー部門」が加わり、投票者と受賞者の両方にロッキー・マウンテニア号で行くウィスラー旅行が当たる。
今回初めて開催される「Tasty Tours and Edible Events」では、35以上の食に関するツアーや料理教室を企画。「レストランでの食事だけでなく、ホテルに滞在したりツアーを楽しんだりして、バンクーバーを小旅行気分でエンジョイするきっかけにしてもらいたい」(バンクーバーホテル協会Luc Baroneさん)。
同観光局のRick Baxterさんは「消費者に手ごろ感のある質の高いサービスを提供し、地元のレストランへの来店客の増加を目的に始まったイベントだったが、今ではすっかり毎年恒例となり、この時期を楽しみにしているファンも多い。バンクーバーが世界有数のグルメな場所という評価アップにも貢献している」と喜びのコメントを寄せる。