グランビル・アイランドに「ほうき」専門店-昔ながらの製法で手作り

ほうき専門店「Granville Island Broom Co. 」オーナーのMary Schwieger さん(右)とSarah Schwiegerさん(左)。

ほうき専門店「Granville Island Broom Co. 」オーナーのMary Schwieger さん(右)とSarah Schwiegerさん(左)。

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 バンクーバーの観光名所、グランビル・アイランドに6月26日、昔ながらの製法で作るほうき専門店「Granville Island Broom Co. 」(1406 Old Bridge St. Vancouver TEL 604-629-1141)がオープンした。

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 グランビル・アイランドでも手作り工房やアトリエがショップを連ねるエリアにオープンした同店。1,400スクエア・フィートの店内は、白壁とフローリングの床でシンプルにまとめ、ディスプレーした木製のほうきがしっくりとなじむ内装に仕上げた。店内奥の約3分の1のスペースは工房とし、1,800年代のものという作業台を使ったほうき作りの様子を来店客にも公開している。

 オーナーのMary Schwieger さんとSarah Schwiegerさん姉妹の両親はBC州東部のクートニーで20年以上ほうきを作るほうき職人。同店開店までは両親の店がBC州で唯一の手作りほうき店だったため、映画の小道具用などの注文が入ることもあった。「ほうきは歴史の中で最も古い道具の一つ。丁寧に手作りする手法を受け継ぎ、多くの人に知ってもらいたいと思い、もう1人のオーナーJori Bojmさんとともにグランビル・アイランドに出店を決めた」と出店のきっかけを話す。

 ほうきの穂先には、メキシコ産のBroom Cornという植物を使う。柄の部分はアリゾナで仕入れる白樺を主に使用。物語の魔女が乗るような丸い形のもの、平坦なもの、天井用など用途に合わせ数種類をそろえる。「手作りのほうきは一つひとつ違うので手にとってなじむものを選んで大切に使ってほしい」(Sarahさん)。

 商品は「卓上用ミニほうき」(7カナダドル~)、「Cobwebbers(天井用ほうき)」(29カナダドル~)、「Marriage Broom(結婚祝い用ほうき)」(160カナダドル)など。

 営業時間は10時~18時。

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