
バンクーバーのダンバーエリアで、毎年ハロウィーンの時期に一般住宅に開館するお化け屋敷「Dunbar Haunted House」(6478 Dunbar St. Vancouver)が今年も15日にオープン、早くも夜間には行列ができる人気を集めている。
お化け屋敷はBrad Leith さんらが6年前に自宅をハロウィーン用に装飾したのが始まり。凝った演出が近隣で話題となり、約100人の見物客を集めた。翌年のハロウィーンではさらに装飾の規模を広げ募金箱を設置したところ、約5千カナダドルの寄付金を集めた。その後年々規模を拡大、オープン期間も長くなり昨年は4万2千カナダドルをチャリティーに寄付した。
家の前にある入り口から真っ暗なトンネルを抜け、ミイラやお化けが立ち並ぶ墓場の間を歩き住宅の周りを一周して前庭に戻ってくるコースで、18時30分からはコスチュームを着たお化け役も登場する。お化け役や行列の整理などはLeithさんが講師を務めるバンクーバー・フィルムスクールの生徒や友人がボランティアで行う。Leithさんは「子どもには夜は怖すぎるので昼間の訪問を勧める。昨年のハロウィーン当日の夜は2時間待ちになったので、今年はハロウィーン後も数日続ける予定」と話す。
装飾の多くやお化けの人形などは、シーズンオフにアメリカで購入したり、不用品を利用して手作りしたりしたもの。Leithさんは「毎年違った内容の装飾にしているので、1月くらいからアイデアを練りアメリカに買いに行くことが多い。バンクーバーで映画撮影用に造られたものを購入することもある。今年のテーマは『歴史』で、7月ごろから人形を作ったり庭にトンネルを作ったりして準備を始めた。いつの間にか年の半分はハロウィーンのために忙しくしているようになってしまった」と笑顔で話す。
開館時間は、日曜~木曜=13時~21時、金曜・土曜=13時~24時、10月31日=13時~24時。お化け役が登場するのは18時30分から。入場は無料だが寄付を受け付けている。