バンクーバー・ダウンタウンの「Royal Canadian Mint Boutique」(752 Granville St., Vancouver)で2月3日、旧正月イベントが開かれ、ウサギ年の始まりを祝う人たちでにぎわった。
当日はあいにくの雨天に見舞われたが、朝9時には人が並び始め、オープンを待つ行列ができた。「ツイッターやフェイスブックで掲載した情報が、どんどん広がって多くの人が集まったようだ」とソーシャルメディアでのPR効果を実感した同局広報部長のアレックス・リーブズさん。「バンクーバーでは旧正月を祝う人たちが特に多いため、今年の干支(えと)であるウサギをデザインした記念硬貨の紹介も兼ねて今回のイベントを企画した」と話す。
店内には、ウサギの絵柄と「2011年バンクーバー」の文字を刻印した硬貨作りを体験し(無料)、記念に持ち帰ることができるコーナーや、金の延べ棒を実際に手にして写真を撮ることのできるコーナーを設けたほか、毎日先着88人には記念品を進呈している。
昨年11月、カナダ造幣局の期間限定ショップとしてオープンしした同店では、記念コインやギフト商品を展示・販売している。今月は、バンクーバー五輪開催から1周年を祝うイベントがダウンタウン各所で開催されることから、アレックスさんは「大勢の人が集まる良い機会になると思うので、造幣局でも何か特別なことをして一緒に祝えるようにしたい」とも。
ショップでは「『特別な贈り物』『質の高いギフト』として記念硬貨を購入していく人が多い」と話すアレックスさん。「干支シリーズだけでなく、カナダの文化を象徴するデザインを施した記念硬貨などがいろいろそろっているので、この機会に足を運んで実際にその美しさを間近で見てもらえれば」と来店を呼びかける。
営業時間は、月曜~水曜=10時~20時、木曜・金曜=10時~21時、土曜=9時~18時、日曜=10時~17時。旧正月イベントは6日まで。10日~13日は五輪メダルを展示予定。