ダウンタウンに「スタンレーカップ」ファイナル応援ゾーン-バンクーバー市が開設

グランビルストリート×ロブソンストリートに集まる多くのファン

グランビルストリート×ロブソンストリートに集まる多くのファン

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 「スタンレーカップ」ファイナルの出場を決めた地元ホッケーチーム「バンクーバーカナックス」ファンのため、バンクーバー市が市内2カ所にファンゾーンを設けた。

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 ファンゾーンの一つはダウンタウンの中心部グランビルストリート×ロブソンストリート。トラックのフラットデッキに大型スクリーンを設置した。もう一つはハミルトンストリートにあるCBC。 CBCとタイアップし、スタンレーカップ期間中、市民が観戦できるようにしている。

 初日の6月1日は試合開始時刻が5時にもかかわらず、CBC横ファンゾーンには14時30分ごろから熱心なファンが集まり始めた。 ファンゾーンで観戦するためにポートコキットラムから来たトムさんは「すごくうれしい。以前にカナダがサッカーでユーロカップに行ったときのことを思い出す」と興奮した様子。市内に住むブライアンさんは「ホッケーほどすごいスポーツはほかにない。カナックスが今年頑張ったおかげで、われわれも初日を迎えることができた。カナックス本当にありがとう。GO CANUCKS GO!」と盛り上がる。

 ファンゾーン開設を決めたバンクーバー市スポークスパーソンのウェンディさんは「私たちはカナックスがスタンレーカップに残ったことを非常に喜んでおり、カナックスが優勝するのを本当に楽しみにしている。優勝したらパレードなどのイベントを関係各所と連携してサポートする予定」と期待を寄せる。

 今年のバンクーバーカナックスはシーズン中の成績は1位で、17年ぶりにスタンレーカップファイナルに残り、初の優勝が期待されている。対戦相手はアメリカボストンのブルーインズで、シーズン中の成績は7位。 事実上カナダ対アメリカとなるファイナルは2010年のオリンピックの決勝戦と思い出させるような盛り上がりを見せている。 6月1日のファイナル初戦は両チーム無得点のまま第3ピリオドまでもつれ込んだが、第3ピリオド終了間際にカナックスがゴール。1-0でカナックスがファイナルをリードしている。 

 市内にはほかに、カナダプレースが4月から全てのプレイオフゲームを正面にあるスクリーンで放映しているほか、ロジャースアリーナでも全てのアウェーゲーム時に開放し、パブリックビューを行う(10カナダドルの入場料が必要)。 入場チケットはチケットマスターで販売している。

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