バンクーバー空港に地元ファン300人-カナックス選手らを見送り

敵地ボストンに向けて出発するカナックスの選手たちを見送るために、地元ファン約300人が空港に集まった。

敵地ボストンに向けて出発するカナックスの選手たちを見送るために、地元ファン約300人が空港に集まった。

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 NHL決勝戦スタンレーカップ第6戦のため、米・ボストンに向けて出発するカナックスの選手たちを一目見ようと、バンクーバー国際空港(3211 Grant McConachie Way, Richmond)に6月11日、地元ファン約300人が集まった。

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 当日、空港に詰め掛けたファンは、それぞれにチームロゴ入りのホッケージャージーやTシャツ、キャップを身に着けたり、思い思いの応援メッセージを書いたサインを掲げたりして選手らの到着を待った。選手たちが、当初の予定より約1時間半遅れて順にターミナルに入ってくるとどよめきが起こり、各選手の名前を呼んだりサインを求めたりするファンたちの歓声でごった返した。

 早朝5時30分から列の一番前で待ち続けたBarbaraさんは「昨晩の試合の後、うれしくてあまり眠れなかったが、アウェーで戦うことになるカナックスに私たち地元ファンがどれだけ強い気持ちで応援しているかを伝えたかった。今年こそ優勝してスタンレーカップをバンクーバーに持ち帰ってほしい」と興奮気味に話す。

 2010年冬季五輪開催時を思い出させる街全体の盛り上がりを受け、チームキャプテンのHenrik Sedin選手は「(優勝への期待が大きいことに)プレッシャーは特に感じない。地元のサポートはとても心強く自分たちの力になっている」と多くの声援に感謝し、ゴールテンダーのRoberto Luongo選手は「街中のあふれるパワーを感じることができ、とても興奮している。優勝まであと一歩。最後まで気を抜かずにやりたい」と決意を語り、笑顔で集まったファンに手を振った。

 10日に同チーム本拠地(Rogers Arena)で行われた第5戦を1対0の接戦で制し、初のリーグ制覇まであと1勝としたカナックス。バンクーバー・ダウンタウンに設けられたパブリック・ビューイングエリアには10万人が集まり、地元チームの勝利に沸いた。第6戦は、対戦相手ブルーインズの地元ボストンで13日に行われ、カナックスが勝てば優勝決定、ブルーインズが勝てば再度バンクーバーに戻り第7戦が行われる。

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