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バンクーバーのろう学部生らが震災支援の募金活動-「国際ろう者週間」の一環で

東日本大震災被災者支援を目的とした募金活動がバンクーバーコミュニティーカレッジで行われた。

東日本大震災被災者支援を目的とした募金活動がバンクーバーコミュニティーカレッジで行われた。

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 バンクーバー・コミュニティー・カレッジ、ブロードウエイ・キャンパス(1155 East Broadway, Vancouver)で9月22日、東日本大震災被災者支援を目的とした募金活動「Waving Hands」が行われ、浴衣着用での記念撮影なども行われた。

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 この日の募金は9月19日からの「国際ろう者週間」にちなんだイベントの一環として実施されたもので、同校のろう・難聴者学部と手話学部が共同で参加。イベントへの来場者や校内の学生に手話で募金を呼び掛けた。

 「国際ろう者週間」は毎年9月の最終週に設けられており、世界各地で関連イベントが開催されている。聴覚障害者の移民がカナダで使われている手話ASL(American Sign Language)を学ぶ「ろう・難聴者学部」と健常者が手話を学ぶ「手話学部」を持つ同校でもアート展示やゲームイベントなどを実施した。

 両学部プログラム・アシスタントの北山啓子(ひろこ)さんは「今回の震災支援は学生からの『日本のために何かできないか』という声で実現した。被災地では聴覚障害者への手話通訳派遣や災害の際に補聴器を紛失した人への援助なども必要。耳からの情報が入らないため災害発生時のストレスが多く心理面でのケアも必要だ。これらの理由から、寄付は直接日本ろうあ連盟に送ることに決めた」と話す。

 「来年以降も毎年この期間にはいろいろな募金活動を継続的に行っていくつもり」(北山さん)とも。

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