バンクーバーのアリーナ、General Motors Place(GMプレース、800 Griffiths Way, Vancouver)で1月31日~2月3日、恐竜のライブショー「WALKING WITH DINOSAURS-THE LIVE EXPERIENCE」(ウオーキング・ウィズ・ダイナソー-ライブ・エクスピリエンス)が行われる。
ショーは、同名のBBC(英国放送協会)テレビ番組シリーズを舞台化したもので、昨年7月から2年間の北米アリーナツアーとして始まった。昨年は、北米で延べ50万人の観客を動員。バンクーバーでは8回の公演を予定している。
ティラノサウルス・レックス(白亜紀)、プラテオサウルス(三畳紀)、ステゴサウルス(ジュラ紀)など、それぞれの時代を反映する15体の実物大の恐竜とHuxley古生物学者が出演する。肉食恐竜が進化して2本足で歩く姿や、草食恐竜が敵から逃げる様子など、恐竜の進化から気候変動などで恐竜が絶滅するまでの過程をリアルに迫力ある音楽、映像とともに再現する。ブラキオサウルスは、身長=約11メートル、長さ=17メートルと最大。50人の技術者やアーティストが恐竜の内側から外側までを1年以上かけて製作した。すべての恐竜は、オーストラリアのメルボルンで製作された。
「新鮮で血の通った8トン~20トンの本物の恐竜のように見せるために、ポリスチレン・ボールのついたストレッチ素材のメッシュ・ファブリック『マッスル・バッグ』を使用。実物と同じ筋肉、脂肪、肌の動きを可能にした」と、恐竜デザインの設計を担当したSonny Tildersさん。
Scott Faris監督は「私たちは、観客を巨大で恐ろしく、そしてコミカルにも見える恐竜の全盛期へと導く。恐竜が生き延びるために戦っていた時代は、うなり声と興奮に包まれ、その迫力とリアルさが皆さんをびっくりさせるはず」と話す。
ショーは、休憩をはさみ96分間。「火山や地震、恐竜のうなり声を表現する音響に、子どもたちだけではなく、時にはに大人もびっくりすることもあるが、ほとんどの子どもが終わりまで静かに座って恐竜に感動してくれる」(広報担当者)とも。