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バンクーバーでストリート・フードカートの試食会-今年は59カートが応募

2012年の新屋台を選ぶ試食会の様子

2012年の新屋台を選ぶ試食会の様子

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 バンクーバーのダウンタウンにあるバンクーバーコミュニティー・カレッジ(250West Pender Street, Vancouver )で2月24日、2012年度のストリート・フードカート(屋台)を選考する試食会が行われた。

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 2012年度の屋台ライセンス取得者を選考する同試食会は、バンクーバー市が実施した。市では2010年より市内のストリート・フードを健康的でバラエティーに富んだ内容にするために力を入れており、これまでアジアフード、石焼きピザ、シーフード、グルメバーガーなどの屋台が次々と街角に登場し国内外で話題を集めてきた。

 今年の選考を前にした1月、市はストリート・カートに関する意見交換サイトも開設。市民に希望の料理や屋台への意見を投稿してもらい、屋台のさらなる充実を目指してきた。サイト投稿者の中から3人が試食会に参加、シェフや市議、フードジャーナリストら15人で構成された審査員に加わった。

 当日は59の応募のうち書類選考で選ばれたエルサルバドル・タマレス、オーストラリア・ミートパイ、バターチキンなどの25の屋台が来場。料理、食材、値段、ゴミの処理方法などの説明を行った。審査員の一人でバンクーバー市議会員のHeather Dealさんは「とてもバラエティーに富んだ料理がそろい満足。審査には味、プレゼンテーションはもちろん、食材選びやゴミ処理方法で環境に配慮しているかなども考慮に入れて革新的な屋台を選びたい」と話す。

 現在ダウンタウン外で韓国メキシカン屋台「COMA Food Truck」を営業するJay Choさんは肉や野菜をコーントルティーヤで包む新メニュー「クジョルバン」を用意。「以前は屋台の料理というと汚いとか、簡単なものとのイメージがあったと思うが、(自分は)本格的な料理を手軽に楽しんでもらえる良い機会だと思っている。今回の料理はグルテンフリーのコーントルティアを使っている。審査員の表情からも満足してもらえたと思う」と自信を見せる。

 市では最終的に12の屋台を選考し、3月中の発表を予定する。

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