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バンクーバーで「すし」がテーマのドキュメンタリー上映-日本人女性が監督

映画祭「Women in Film Festival」で10日、日本人監督のすしドキュメンタリー、「OH! Sushi」が上映される

映画祭「Women in Film Festival」で10日、日本人監督のすしドキュメンタリー、「OH! Sushi」が上映される

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 バンクーバーで3月8日から開催される映画祭「Women in Film Festival」で、日本人監督のドキュメンタリー作品「OH!SUSHI」(日本題は「OH!SUSHI-バンクーバーから愛をこめて」)が上映される。

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 同作品は、日本には無いがバンクーバーでは多くのすし屋で見かける「BCロール」のルーツを求めるところから始まるドキュメンタリー。BCロールを追って行くうちにバンクーバーのすし事情、すし職人の努力、苦労などが見えてくる作品となっている。

 小野淑美監督は「BCロールというのはすし職人の方々がすしを通して日本文化を広めていく過程で、協力し合い努力しながら考え出したすしだった。結局、『自分が』最初に作ったと主張するシェフの方はおらず、日本文化の謙虚さも表す結果となっている。何でもないようだが、いろいろなものが詰まっている映画」と紹介する。

 映画はカナダ生まれの日系人女性Alyssa Onoさんのナビゲートを通して描かれており、「BCロールというのは西洋と東洋の融合。カナダに住む日系人の若者にある、日本文化をどうやってつなげていくか、どうやって表現していくかという気持ちも映画を通して感じとってもらえるのでは」(小野監督)。

 グランビルアイランドのレストラン「The Sandbar Seafood Restaurant」のすしバー「Hoshi Sushi」 のすし職人、星努さんも登場し、米を洗うところからすし作りの過程を披露する。小野監督は「星さんは日本的な職人でファンも多い。その職人技はぜひとも映画で撮っておきたかった」と星さん起用の理由を話す。

 星さんは「カナダに来てから36年間どうやってすしを握ってきたか、すしはどうやって作るかを見てもらっている。撮影のカナダ人スタッフもすしに興味があったようで、好意的で楽しく撮影できた」と映画出演の感想も。

 映画にはダウンタウンのすし店「Zero One Sushi」も登場。「Zero One Sushiはファストフード型の人気すし店。いろいろな形ですしが根付いていっている例として登場してもらった」(小野監督)という。

 10日15時30分から、Vancity Theatre(1181 Seymour St. , Vancouver )で上映する。入場料は12カナダドル、WIRTVメンバーは10カナダドル。

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