サレー博物館で「タイタニック展」-沈没から100周年で

タイタニック号の1等客室の様子を再現。乗客が連れたメイドも

タイタニック号の1等客室の様子を再現。乗客が連れたメイドも

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 バンクーバー郊外にあるサレー博物館(17710- 56A Ave., Surrey、TEL 604-592-6956)で現在、タイタニック号沈没事故から100周年を記念した展示「Unsinkable: Remembering the Titanic, 1912-2012(沈まぬ船:タイタニック号の記憶1912-2012)」が行われている。

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 同館2階にある展示会場内には、豪華客船タイタニック号の構造や当時の歴史、実際の乗客の様子をパネル展示で振り返るほか、1等客室と3等客室の様子を再現。客室内の家具や乗客の服装は、当時の写真などの記録を基に、同館と服飾研究家Ivan Sayersさんの膨大な数のコレクションから選んで忠実に模した。船内で使用した食器のレプリカなども展示する。

 同館スタッフは「(タイタニックは)多くの命が失われた大惨事として取り上げられ、ネガティブな事実にばかり焦点が当てられがちだが、完成したときには、当時の人たちの夢と最新の技術が詰まった憧れの頂点にあったはず。今回の展示では、その人たちが『生きていた』様子や、今までに語られなかった事実を紹介したい」と話す。

 「Tot Tours」(4月20日・5月11日)、「Sails and Scurvy」(5月5日)、「Titanic Gentlemen/Ladies」(6月8日)などの子ども向けの関連プログラムも予定。

 開館時間は、火曜~金曜=9時30分~17時30分、土曜=10時~17時。日曜・月曜・祝日休館。入場無料(Friends of the Surrey Museum Societyの協力による)。6月12日まで。

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