食べる

バンクーバーでボタンエビ漁解禁-地元フェスティバルも大盛況

5月5日、バンクーバーのボタンエビシーズンが始まる

5月5日、バンクーバーのボタンエビシーズンが始まる

  • 0

  •  

 グランビルアイランド対岸にある「False Creek Fisherman’s Wharf」(1505 West 1st Ave., Vancouver)で5月5日、バンクーバーでのボタンエビ漁解禁を祝うイベント「Spot Prawn Festival」が開かれた。今年で6回目。主催は「The Chefs’ Table Society of BC」。

[広告]

 「Organic Ocean Seafood」社のSteve Johansenさんと「C Restaurant」のシェフRobert Clarkさんのアイデアで2006年に初めて企画された同フェス。それまでは、BC州で収穫したボタンエビのほとんどが日本へ輸出されていたが、「ローカルで採れるサステイナブルなシーフードをもっと地元で消費すべき」との考えから、地元レストランのシェフらの協力も得て、徐々に市民になじみの食材となった。

 当日は、ゆでたボタンエビ3尾とサラダなどのサイドディッシュ、パンのセット(=12カナダドル)を提供。同メニューの前売り券900枚は、イベント開催前日までに完売していたため、当日券200枚を求めて、朝早くから多くの市民や観光客らが会場に詰め掛け、行列を作った。正午過ぎには、初日の収穫を終えた漁船が入港。待ち構えた来場客から大きな歓声が上がり、次々と今シーズン採れたてのボタンエビを購入していた。

 会場では、「Tojo’s」の東條英員(ひでかず)さんや「Vij’s」のVikram Vijさん、「Four Seasons Hotel Vancouver」のNed Bellさんなど地元の有名シェフ6人が、ボタンエビを使った料理デモを行った。東條さんは、「素材の甘みを味わうためには、いろいろ手を加えずにシンプルに食べるのが一番」と、塩を加えた熱湯で2分間ゆでたボタンエビを特製ポン酢で食べる方法を説明。「刺し身にするなら頭の部分を取ってから冷蔵庫で1日置くとさらに甘みが増しておいしい」と、調理のこつを紹介した。

 ボタンエビ漁は6~8週間続き、同港では1ポンド=12カナダドルで購入できる。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース