バンクーバー水族館(845 Avison Way, Vancouver TEL 604-659-3474)で5月18日、アフリカペンギン6羽の一般公開が始まり、ペンギンたちの名付けコンテストの受け付けも始まった。
同水族館でペンギンが飼育されるのは開館以来始めて。水族館Marine mammal Interpreter Specialist のLauren Hartling さんは「1996年に閉園したスタンレーパーク動物園では飼育されていたため、当館でもペンギンの飼育を求める声は多かった。今回飼育が実現してスタッフも大変喜んでいる」と話す。
メス4羽とオス2羽のペンギンはボストンの「New England 水族館」から借り受けたもの。新設したペンギン水槽はケープタウンの岸壁を模した造りで周囲には絶滅危惧種に指定されているアフリカペンギンや他のペンギン17種についての情報ボードも設置する。
Hartling さんは「魚の乱獲によりアフリカペンギンは1900年代に90%も減少した。1956年には15万羽生息していたが2009年には2万6000羽に減ってしまっている。食事する際にオーシャンワイズな魚介類を選ぶことがペンギンなど海の生態系を守ることにもつながると知ってほしい」と呼び掛ける。
水族館では6月17日まで、BC 州内の地名にちなんだペンギンたちの名前を一般公募。当選者には水族館の年間パスなどの賞品が送られる。一般公募の詳細は水族館サイトで確認できる。
開館時間は9時30分~17時。入館料は、大人=21カナダドル、13歳~18歳=16カナダドル、子ども=13カナダドル。