バンクーバー、ダウンタウンの「BOOK OFF(ブックオフ)」(636 Hornby St.)が6月23日、閉店する。
ブックオフ・バンクーバー店は2005年にオープンし、今年で8年目となる同グループ初のカナダ店だった。開店当初は1500スクエアフィートの店内も2006年からは拡張し、現在は3500スクエアフィートとバンクーバーダウンタウンでは日本の書籍を唯一取り扱う書店だった。
海外では米国のロス・アンジェルス、ニューヨーク、フランス、パリに店を構えるブックオフグループだが、バンクーバー店閉店の大きな要因となったのは他海外店舗では成功している日本語だけでなく現地の書籍を扱う現地化営業の収益化と日本書籍を輸入して販売する際の売上原価の上昇が挙げられ、2010年の五輪開催前から高騰するダウンタウンの店舗賃料も外せない要因の一つだった。「ニューヨーク店よりも家賃は高い」とマネジャーの吉永さん。
閉店までは毎週金曜、8日、15日にセールを行い、閉店前2日間も特別セールを開催。閉店日まで最大80パーセント引きで販売する。
吉永さんは「2005年のオープン以来7年間、ご利用いただきありがとうございました。残り短い期間となりましたが、ご利用をお待ちしています」と感謝を述べ、「セールは在庫に限りがあるので、お目当ての本があればお早めに」とも。
営業時間は10時~18時。