バンクーバー、ダウンタウンのアートギャラリー広場(750 Hornby St.)に8月18 日、何百人もの「死にきれなかったゾンビたち」が集結、今年も同広場からロブソンストリート、デンマンストリートをイングリッシュベイまで練り歩く「ゾンビウオーク」が開催された。
バンクーバーでの開催は今年5回目。夏恒例のイベントとして定着しつつあり、2001年にカリフォルニアから始まった同イベントは現在、世界各地で行われるなど広がりを見せている。
今年も子どもから大人までさまざまなゾンビたち、そのゾンビたちの写真を撮る多くの「人間たち」が同広場に集まり、ゾンビたちのパフォーマンスやメーキャップ技術に悲鳴を上げた。高校生カップルのティアナさんとアレックスさんもフェイスブックを通してイベントを知りゾンビとして参加。「メーキャップは45分ほどでできた。楽しそうなイベントだから2人で参加したかったの」と、ゾンビ同士のキスで絆を確かめ合った。
参加者は、赤く染まる血にはペイント、トマトソースやケチャップ、脳みそにはカリフラワーを使うなどの「技」を競い、格好だけでなく、カメラを向けると俳優さながらに観客を怖がらせるパフォーマンスを見せるなど、本格的なゾンビが目立ち、広場周辺はゾンビタウンに。人間たちをブルッと身震いさせる冷たい風を吹かせた。