一部ブログサイトやSNSなどで広まっているバンクーバーへのユニクロ初出店のうわさについてファーストリテイリング(本社=山口県山口市)は、バンクーバー経済新聞の問い合わせに対し、「そのような事実はない」と回答した。
ユニクロのバンクーバー出店については、今年初旬に同社がサンフランシスコ出店を発表した時期からうわさされるようになり、先週にはブログサイト「RETAIL INSIDER」などが「バンクーバーにユニクロが初出店」「ベイとリースの交渉をしている」などと伝えたうわさ記事がSNSなどを通して広がり、多くの反響を呼んでいた。問い合わせに対し同社広報では、ユニクロが来年早々にバンクーバー出店を検討し、デパート「ベイ」とリースの交渉をしているという点について、「現時点では記事の事実はなく、臆測」とし、「新店舗のオープニングに際しては会社のポリシーとして発表できる段階となるまで臆測とうわさに対してのコメントは差し控えさせていただく」とコメント。
近年、バンクーバーダウンタウン、特に目抜き通り「ロブソンストリート」のリテールは高騰する家賃を背景に撤退する企業が相次ぎ、代わりに外国資本の大型リテールの参入が始まっている。このような状況も相いれ、日本を代表するカジュアル衣料「ユニクロ」出店の動向が注目を浴びている。