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バンクーバーに大衆居酒屋「ラヂオ」-大阪・新世界風「串カツ」メーンに

「夏祭り」をイメージしたラヂオ店内

「夏祭り」をイメージしたラヂオ店内

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 バンクーバーで居酒屋を展開する田丸商店が11月18日、ウエストポイントグレーエリアに大衆居酒屋「ラヂオ」(Rajio、 3763 West 10th Ave, Vancouver TEL 604-558-1679)をオープンした。

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 ダウンタウンの地元誌が選ぶグルメアワードを受賞するなど定評のある同社経営の居酒屋「金魚」、ブロードウェイの居酒屋「スイカ」に次ぐ3店舗目。「ラヂオは大衆酒場をコンセプトにメニューの価格帯も他店より抑えて提供する」(鈴木勝也店長)。

 店舗面積は約1200スクエアフィートで店内38席とパティオ8席を設ける。店内は昔ながらの日本と「夏祭り」をイメージし、壁には夏祭りで売られるキャラクターのお面や屋台ののれんなどをディスプレーする。

 金魚、スイカに続き「ラヂオ」の店名の由来は「夏つながり」。「夏といえばラジオ体操」との理由に思わず笑ってしまうネーミング。「ちょっとおちゃめでダサいというか、外した感じ」を狙ったという。

 同店の主力メニューは「大阪、新世界風の串カツ」。「ウスターソースをベースにかつお出汁などをブレンドした『2度漬け禁止』のオリジナル秘伝ソース」に串と一緒に好みで漬けられるように自家製玉ねぎソースとタルタルソースも提供する。

 「これまでの店舗では一つのメニューを売りにしてこなかった。ラーメン店ではラーメン、焼き鳥屋では焼き鳥というように何か新しく日本の食の一つを紹介したかった」と話し、「バンクーバーで『串カツ』をメーンとする店はないので、新しい日本食のジャンルが市民権を得、受け入れてもらうためにチャレンジする」とも。

 野菜串カツは1本=1カナダドル、豚バラ、牛、ハム、チキン串カツ(1.50カナダドル)、タコ、イカ、ハリバット、カキなどのシーフード串カツ(1.80カナダドル)など、全24種の串を提供するほか、1キログラムのリブステーキ(36カナダドル)や、「辛いけれど卵などでマイルド感もあり、病み付きになるという『ヘルズラーメン』がおすすめ」(同)。

 「全体的にガード下の居酒屋と同じような価格設定をイメージ」し、ドリンクは生ビール(グラス=4.80カナダドル、サッポロピッチャー=14.80カナダドル)、ボトルワインはリカーストアの価格にプラス10ドルで「お手頃に」提供する。

 営業時間は17時30分~23時30分(金曜・土曜は24時まで)。

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