食べる

バンクーバーにカスタムメードのすしロール店-具材絞り「失敗しない」すしに

カスタムロール(玄米にカニ、エビ天ぷら、キュウリ、レタスなど)、サイドメニューの根菜みそ汁とコロッケ

カスタムロール(玄米にカニ、エビ天ぷら、キュウリ、レタスなど)、サイドメニューの根菜みそ汁とコロッケ

  • 0

  •  

 バンクーバーのロブソンストリートに12月21日、カスタムロールなど巻きすしを提供するロールすし専門店「Rolls Kitchen(ロールズキッチン)」(380 Robson St. TEL 604-620-9155)がオープンした。

[広告]

 ロブソンストリートでジャパニーズファストフード「Donburiya(どんぶりや)」「Ebiten(えびてん)」、ラーメン店「JINYA(陣家)」を経営するBamboo Shrimp Marketing Ltd.の4店舗目。これまでも天ぷら、空揚げ、丼物などのほか、巻きすしのパックを販売していたが、「ロールすしがこれだけ人気のバンクーバー。フレッシュで巻きたてのすしを食べたいとの要望があること、他3店舗の仕込みを同店に集中させ、作業効率を高めるグループ店の『セントラル・キッチン』とするため、同じロブソンストリートにオープンした」(オーナーの遠竹啓太郎さん)。

 ロールすし店のオープンに当たり、酢合わせ機、のり巻きカッターも「フレッシュで商品(巻きすし)の品質を安定させるため」に日本から取り寄せた。店舗面積は800スクエアフィート、16席。

 メニューは自分の好みの具をチョイスして作る「カスタムロール」(太巻きサイズ、7.95カナダドル~)のほか、具の決まっている「うら巻きロール」(中巻きサイズ、3.25カナダドル~)、「細巻きロール」(2.50カナダドル~)など。

 カスタムロールにはいわゆるサブウェイの注文スタイルを導入。キャッシャーで注文シートを受け取り、最初に白米か玄米、次に具の魚類(カニ、サーモン、エビ天ぷら、スパイシーツナなど7種)から2種、野菜類(レタス、キュウリ、アボカド、ハラペーニョなど11種)からは3種、最後にソースとトッピング類(マヨネーズなど7種)から1種を選び、カウンター前ですしができるまでの作業工程を見守ることができる。

 北米、LAやニューヨークでもカスタムすしロール店は次々とオープンしているが、遠竹さんは「バンクーバーでも新しいスタイルに挑戦したかった。しかし、成功している店もあるが、失敗している店も少なくはない」と話し、「具のチョイスが多すぎるとおいしく食べられる組み合わせを作ることに失敗する。当店ではどのようなコンビネーションでもおいしく食べられるように具のチョイスを絞って提供する」。

 「全ての店舗で日常使いできる食の提供を目指している。いろいろな組み合わせを試して、好みのロールを見つけていただければ」(同)とも。

 営業時間は12時~20時。土曜・日曜・祝日定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース