北米一のスキーリゾートとして名高いウィスラー・ブラッコムリゾート(4545 Blackcomb Way, Whistler)は1月18日、今春から大規模なリフト設備の拡大工事を始めることを発表した。
現在、ウィスラー側の「ハーモニーゾーン」にある4人乗り高速チェアリフト「Harmony」を、ドッペルマイヤー社製の6人乗り高速デタッチャブル型チェアリフトに入れ替え、ブラッコム側の「クリスタルゾーン」には新しく4人乗り高速チェアリフトを設置する。
全長1729メートル、標高差525メートル(1582メートル~2107メートル)の6人乗り高速チェアリフト「Harmony Six」の導入で、現在より50%増の毎時3600人を運ぶことができるようになり、485ヘクタールという広大なエリア「ハーモニーゾーン」をカバーすることになる。「クリスタルゾーン」の4人乗りチェアリフトは、全長1708メートル、標高差535メートル(1292メートル~1827メートル)で、現在に比べて65%増の毎時2400人を運ぶことができる計算。
「今回のリフト設備拡大は、最高のスキー・スノボ体験をしてもらうために、私たちが常により良いサービスを提供しようと努力していることの表れ」と説明する同リゾート社長兼CEOのDave Brownlieさん。「新しいリフトがカバーするエリアは、ウィスラー在住の人たちと旅行客の皆さんのどちらにも楽しんでもらえる個性あるユニークな場所なので、より一層素晴らしい思い出を作ってもらうためには必要な投資」とも。
工事は今春始まり、2013-14年のシーズン開始前に完成予定。「クリスタルゾーン」の新しいリフトの名前は今シーズン中に一般公募する。