下北沢に店を構えるカジュアルブランド「ALDIES(アールディーズ)」が3月24日、バンクーバー・ファッションウィークでランウウェーデビューし、カラフルでポップなデザインのウエアや小物が注目を集めた。
国際部門に初参加した同ブランドはオーナーの阿久澤隆さんがデザインするカラフルなウエア、バッグ、小物などを展開。阿久澤さんは「ブランドのコンセプトが『街よりなアウトドア』なので、アウトドア関連のショップも多いバンクーバーのイメージとつながり声を掛けてもらったようだ」と話す。
「初めての海外ショーだし(ALDIESとは)雰囲気が違うブランドも多く参加しているが、とにかく楽しもうと思い準備した」と、モデル16体分、約100点の商品を用意して臨んだ。「ブランドがちょうど10周年なので10年間のアーカイブ的なショーにもなった」。終了後、出演モデルからは「とても着心地が良い」「クール」「色使いがいい」などの感想が聞かれた。
普段から海外に仕入れや買い付けに行くことも多い阿久澤さん。バンクーバーの街の印象は「北米なのにアジア系の人も多くいて懐かしい雰囲気のある街」とし、「人が優しくて、市バスで出掛けた際にバス賃の小銭が足りなかったのだが運転手さんが『オッケーだよ』と言って乗車させてくれたのが印象的だった」と笑顔を見せる。
「バンクーバーでは多くのショップを見て回り、アウトドア店にも行った。良い経験と刺激になったし、今後も海外での機会があれば挑戦していきたい」と話す。