スイス・ジュネーブで4月10日に発表された「Skytrax World Airport Awards(スカイトラックス・世界空港ランキング)」で、バンクーバー国際空港が世界8位に入賞、北米の空港で唯一トップ10入りを果たした。
同ランキングは、英・航空調査会社スカイトラックスが9カ月間にわたり、世界395の空港を利用した計1200万人の搭乗客に実施したアンケートの結果に基づくもの。快適さ、乗り継ぎの利便性、サインの分かりやすさ、公共交通機関の充実度、ショッピングやレストランなどの空港設備、スタッフの親切度など39の項目について評価する。
「4年連続で北米一の空港に選ばれたことをとても誇りに思うと同時に、皆さんが引き続き信頼して利用してくださることがありがたい」と話すLarry Bergバンクーバー空港公団社長。航空会社や政府関連機関、各小売業者、ボランティアを含めると2万3600人以上が同空港敷地内で働いていることに触れ、「今回の受賞は、空港スタッフやボランティア、航空会社、小売店ほかビジネスパートナーが一丸となって空港設備やサービス向上に日々努めていることの表れ。多くの利用客の皆さんからのご意見やサポートなしでは成し得なかったこと」と感謝する。
バンクーバー国際空港は、2012年の1年間に1760万人の乗客が利用、22万7000トンの貨物が運ばれ、世界120以上の都市に向けて68の航空会社が26万1000回発着した。同ランキングの世界1位はシンガポールのチャンギ空港、日本の空港では東京国際空港(羽田)が9位に入賞。カテゴリー別では、「世界一清潔な空港」の1位に羽田、5位に成田がランク入りしている。