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バンクーバーで「ゴー・トップレス・デー」-男女平訴えトップレスでダウンタウン行進

上半身を露出する権利の性平等を主張する「ゴー・トップレス・デー」

上半身を露出する権利の性平等を主張する「ゴー・トップレス・デー」

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 バンクーバーのロブソンストリートで8月25日、女性が公共の場で上半身を露出する権利を主張するイベント「Go Topless Day(ゴー・トップレス・デー)」が実施され、賛同する女性や支援の男性が上半身裸でパレードを行った。

「ゴー・トップレス・デー」パレード参加者たち

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 同イベントは2007年、ニューヨークで公共の場でトップレスになり逮捕された女性が逮捕の不当性を訴えた裁判で勝訴したことをきっかけに始まった。8月26日がアメリカで女性の参政権が初めて認められたことを記念する「女性平等の日」であるため、その日に一番近い日曜日に毎年実施されている。今年はアメリカ主要都市だけでなく、バンクーバー、トロントなど40以上の都市の女性が参加を表明した。

 バンクーバーでのイベントオーガナイザーであるDenise Belisleさんはパレード前に「バンクーバーでは女性がトップレスになることは合法だ。しかしそのことを知らない人も多いし、合法ではない都市が世界には多くある。男性が太陽の下でトップレスを楽しむように女性にも楽しむ権利があると知ってほしい」と話し、「男性と女性は平等だ」と主張した。

 当日男性も含めた友人と参加したバンクーバー在住のHetherさんは「ビーチでトップレスになると女性にも嫌な視線を送られたり知らない男性に写真を撮られたりする。男性同様、誰の目も気にせず自由に楽しめるべき」と参加の理由を話した。参加者には「女性が普段しなければいけないことを体験する」ために女性用下着で上半身をカバーして参加した男性の姿も見られた。

 パレードが実施されたロブソンストリートには日曜の午後ということもあり、ショッピングを楽しむ家族連れや観光客も多く見られ、突然現れた上半身をあらわにした女性たちに驚き、写真を撮り始める人や眉をしかめる人の姿などさまざまな様子が見られた。

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