バンクーバーのWISE Hall(1882 Adanac Street、Vancouver )で3月1日、音楽と映像、ダンスがコラボレーションしたショー「Drum & Light Festival」が行われた。
当日、同メーンステージではトランペットやギター、パーカッションなど約15人から成るバンドのライブと、ターンテーブルやラップトップから作り出されるエレクトリック音楽が共演した。
会場中央には、映像が立体的に見えるよう3枚のスクリーンを設置。壁には16×10 フィートの巨大スクリーンもあり、映画製作に携わるDAVID・RIMMERさんや、グラフィックデザイナーによって作り出された映像、色とりどりのライトアートを音楽に合わせて映し出す。後方部に設置されたステージではダンサーが独自のパフォーマンスを披露。音、光、映像、ダンスがコラボレーションされたエネルギッシュなショーは、バンクーバーの地元で活躍するアーティストの競演によるもの。約100人の観客がショーに合わせてダンスするなど楽しんだ。
主催者のHard Rubber Orchestraは18年にわたり、オペラやアイスショーと音楽のコラボレーションなど大規模な新スタイルのプロデュースを手がけるほか、現代の音楽やミュージカルなどがまじり合ったポストモダニズムな音楽やジャズまで幅広く演奏するオーケストラ集団。
友達数名で会場に来ていたCAMさんは「普段はあまり踊らないけど、ドラムの迫力とエレクトリック音楽がマッチして体が自然に音楽にのった。映像も形のないものから人間の脳などが映し出されて格好良かった」と話す。
運営を担当するMiko Hoffmanさんは「Hard Rubberはアバンギャルドでユニークなプロジェクトを企画する集団として有名。バンクーバーでプロのジャズミュージシャンとダンスや映像などが一体化したショーを見る機会は少ないので、機会があれば楽しんでほしい」と話す。
次回開催は3月14日で、21時開場。チケットは、大人=18ドル、学生・シニア=15ドル。