10月31日のハロウィーンを前に、リッチモンド東部の住宅街(Fedoruk Rd.沿い)に登場した「カボチャの馬車」が口コミやフェイスブックなどのSNS上で話題となり、普段は静かなエリアが通りすがりに写真を撮ろうとする市民らで賑(にぎ)わっている。
リアル「カボチャの馬車」の製作者は、同エリア在住のDavid Chanさん。毎年、ジャンボカボチャ栽培に力を注いでおり、今年はラングレーの農場「Aldor Acres Family Farm」(24990 ? 84th, Langley、TEL 604-888-0788)で10月12日に行われたコンテストで優勝した。1043ポンド(=473キログラム)のカボチャは、アトランティック・ジャイアントという種類で、「800ポンド台のものなら、今までにもよく収穫していたが、1000ポンドを超えて、形もここまで整っているのは珍しい」と誇らしげ。今回の記録は、ブリティッシュ・コロンビア州で一番重いカボチャとして国際的に認定された。
孫を喜ばせようと思い、「一緒にシンデレラが舞踏会に行くためのカボチャの馬車を彫ろう、と誘ってみたが、あっさり断られて結局1人で全て作業することになった」と残念がるDavidさん。「ハロウィーンの夜には、この馬車を目印にして、たくさんのプリンセスたちが王子様を探しに来てくれるかも」と期待する。