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バンクーバーのハロウィーン名物チャリティーお化け屋敷、10年の歴史に幕

「ダンバー・ホンテッド・ハウス」が10月31日、10年間の歴史に幕を閉じた。写真はオーナーのBrad Leithさん

「ダンバー・ホンテッド・ハウス」が10月31日、10年間の歴史に幕を閉じた。写真はオーナーのBrad Leithさん

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 バンクーバーでハロウィーン時期に毎年公開されるお化け屋敷「ダンバー・ホンテッド・ハウス」(8934 Shaughnessy St. Vancouver )が10月31日、10年の歴史に幕を閉じた。

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 バンクーバー・フィルムスクールで講師を務めるBrad Leithさんが毎年半年近くかけて準備するお化け屋敷は、迫力のある内装と本格メークを施した「お化け役」の登場などが「怖い」と話題を呼び、毎年1万人以上が訪れるハロウィーンの人気スポットの一つだった。

 2004年にLeithさんの自宅に施したハロウィーンの飾りが年々規模を拡大し本格化。同時に見物客の数も2年目には100人、3年目には500人と増加。4年目からは前庭の装飾だけでなく裏庭も含めて訪問者が通り抜けられる「お化け屋敷スタイル」にしたところさらに話題を呼び、ハロウィーン2週間前から公開を始めた自宅前には毎夜数時間も列ができる人気となった。Leithさんは入場料の代わりにチャリティー目的の寄付箱を設置し、毎年数万カナダドルを地元チャリティーに寄付し続けてきた。

 2年前からは住宅街にある自宅を離れて倉庫を借り広い敷地に移転。昨年は1万3000人以上が訪れ、6万3000カナダドルをBC.Professional Fire Fighter;s Burn Fund、The Vancouver Police Union Charity Foundation、The Lowermainland Christmas Bureauに寄付した。

 Leithさんは「毎年どんどん規模が大きくなっていって1年の大半を準備に追われるようになった。やる限りは前年とは違うものを作って多くの人に喜んでもらいたいとの思いで、始めたころでは考えられないくらい規模が大きくなっていった。今年の準備には11カ月かかり、10周年を迎えたのでそろそろいったん終了する時だと感じた」と閉館の理由を話す。「10年間、多くの人に楽しんでもらい、寄付という形でコミュニティーに貢献できたので満足している」とも。

 Leithさんによると、閉館のニュースが伝わった今年はさらに盛況で1万5000人以上の来館があったという。

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