ルーフトップに世界最大の切手-バンクーバー郵便局、50周年記念で

バンクーバーの郵便局、50周年を祝いルーフトップに世界最大の記念切手を描く。

バンクーバーの郵便局、50周年を祝いルーフトップに世界最大の記念切手を描く。

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 バンクーバーのダウンタウンにある郵便局CANADA POST(349 W.Georgia Street, Vancouver、TEL 604-662-1388)で3月14日、創立50周年のセレモニーが行われた。

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 創立1958年当時に勤務していた従業員や現役従業員が、郵便局の絵が大きく描かれたケーキカットに参加し、1950年当時のクラシック車や、ビデオや写真で歴史を振り返り50周年を祝った。従業員を対象に募ったチャリティーでは、1日有給休暇や、同局のジャケットなど23の賞品が用意され、集まった現金は地元の施設へ募金する。

 50周年記念にちなみ、ルーフトップには世界最大の記念切手を描いた。デザインは、大きく揺れるカナダの旗に2010年VANCOUVERの文字。2010年に開催される冬季オリンピックのホストシティーとして上空から同ペイントを見ることで世界各地からのゲストを迎えたいという。40ガロンの赤・白・青色のペンキを使用し描かれた切手は、縦・横ともに約30メートルに及び、通常切手の約2億倍のサイズ。映画セットを手がけるアーティストら6人が3日かけて仕上げた。同局はダウンタウンで数少ないヘリコプターが着陸できる巨大ルーフトップを所有し、「ランボー」「X-ファイル」などの映画撮影も行われたことがある。

 リタイアしたFred Danellsさんは「1969年からこの局で勤務した。仕事だけでなく素晴らしい仲間にも恵まれ、50周年として歴史をみんなでシェアできることがうれしい。日本から視察で郵便局員が来て情報を交換したこともあり、日本の郵便システムは優れていると関心した」と当時を振り返った。

 広報マネージャーのLillian Auさんは「カナダで3番目に大きなシステムを誇る局。現在は約1,700人が勤務しているが、本当にたくさんの人が勤務し、さまざまな歴史がある。ルーフにある世界最大の切手など、セキュリティーの問題があり一般公開や局ツアーは基本的にはしていないが、学校のアクティビティーなどでは局案内も可能。誰もが使える郵便局、より良いサービスができるよう最善をつくしたい」と話す。

CANADA POST

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