多くのレストランが立ち並び食通が集まる通りとして知られるデンマンストリート、スタンレーパーク近くに6月13日、ワイン・タパスバー「TORATATSU虎龍」(735 denman street. TEL 604-685-9399)がオープンした。
同店は、イエールタウンの居酒屋風レストラン「汁べゑ」の姉妹店。店長の宇野広大さんにとってバンクーバー2店舗目。店舗面積は1,300平方フィートで、カウンター=10席、テーブル=45席を設けている。赤と白と黒を基調としたモダンな雰囲気の長方形の店内。壁のラックにはワインがディスプレーされている。店内のインテリアにもこだわった宇野さんは、個性的な大きな鏡やワインラックなどのデザインも手がけたという。
同店では、ワインに合うタパス(小皿の酒のつまみ)スタイルの日本食を提供する。「変わった料理を食べたい人、ワイン好きな人。『ワインバーというと敷居が高くて行きづらい』と思う人でも気軽に来ていただけるような値段と雰囲気。ふらっと来てカウンターに座って僕たちと話をしながらワインや料理を楽しんでもらえれば」(宇野店長)と、フレンドリーさをアピールする宇野さん。
中でも、「冷たいねぎとろと温かいアボカドフライの和洋ミックスが絶妙にワインと合う」(宇野さん)「ねぎとろディップとアボカドフライ」(7.30カナダドル)や、杉のシートを巻いて焼く「銀だら西京包み焼き」(9.80カナダドル)、わさびの入った醤油ベースのシンプルなソースで食べる「神戸牛ステーキ」(12.50カナダドル)が「おすすめ」(同)という。
同店のワインは、宇野さんが選んだ30種類以上を用意。「白ならイタリアのピノグリージオ(グラス 7.50カナダドル、ボトル 30カナダドル)、赤ならフランス・ボルドーのメルロー(グラス 8.50カナダドル、ボトル 34カナダドル)がどの料理にも合う」と話す。毎日市場で仕入れてくる新鮮な果物を使った日替わりカクテル(5.50カナダドル)も好評だという。中でも「きゅうりとミントと焼酎とジンのカクテルはさっぱりしていて夏にぴったり」とも。