春から難航しているBC州教師連盟（BCTF）と州政府の交渉は8月30日、調停役のVince Readyさんを交え続行されたものの、双方合意には程遠い状態で決裂した。これにより州公立校の9月2日の新学期スタートは延期が決定した。

　クラスサイズや教師の給料、特別支援教諭の数などを主な争点に3月から難航しているBCTFと州政府の交渉。6月の学年度末には2週間の終日ストに突入し、2週間早めの夏休みに多くの保護者だけでなく生徒からも不満の声が上がっていた。州政府は子どもたちのデイケア施設費用や補習費用を補うため、9月2日以降にストで学校が休校となった場合には1日当たり40カナダドルを12歳以下の生徒に支払うことを決定している。

　スト続行に備え、バンクーバーエリアでは多くの施設が8月下旬にスト期間用のデイキャンプを発表。すでに定員達成になるキャンプもあるなど保護者からの需要の高さが伺える。バンクーバーエリアでキャンプを実施する主な施設は、バンクーバー水族館、サイエンスワールド、各地コミュニティーセンター、8Rinks、Olympic Oval、Burnaby Village Museum、キャピラノ大学、Arts Umbrella、Panther Cheerなど。問い合わせは各施設で受け付ける。