バンクーバー日本語学校(487 Alexander Street, Vancouver)で4月18日、日本からプロ棋士を招いて将棋普及イベントが開かれる。バンクーバー将棋クラブの主催。
当日講師を務めるのは、3×4のマス目を用いた「どうぶつしょうぎ」を開発し、子どもや初心者への将棋普及に尽力する女流棋士、北尾まどかさん。北尾さんは、将棋の楽しさを知ってもらうために世界各地を飛び回ってワークショップなどを行っている。バンクーバーでは今回が初めてで、将棋と「どうぶつしょうぎ」についての講義、実際の体験対局を行う予定。
バンクーバー将棋クラブは、1968年に元北米将棋チャンピオンの熊野理(まこと)さんが設立したものの、一時メンバー減少のため休会。2014年にDevon Rowcliffeさんが代表となって再開し、カフェ将棋の定期開催(月2回)のほか、カナダ将棋選手権を企画運営するなど、バンクーバーでの将棋普及を目指して活動を続けている。
Rowcliffeさんは「将棋はチェスと違って取った駒が使えるので、さらにゲームが複雑で面白くなる。対局のたびに何かしら新しい学びがある」と魅力を語る。「『子どもの集中力が高まる』と保護者にも好評。定期的に運動することが大切なのと同様に、脳の健康を保ち、老化を防ぐために将棋は役に立つと思う。じっと将棋盤に集中することで、瞑想(めいそう)と同じ役割を果たしている」とも。
開催時間は13時~16時。参加無料。