バンクーバー市が4月6日、市制129周年記念に実施した市民アンケート「あなたにとってバンクーバーと言えば何ですか?」の回答結果を発表した。
回答者の44%が持っている2010年バンクーバー五輪時に販売されたレッドミトン
同アンケート結果は、3月の2週間にわたりバンク―バー市民1160人から集めたアンケートの回答を集計したもの。
「バンクーバーを一言で表すと?」の質問には、「美しい」が断トツで333票、「物価が高い」(167票)、「雨」(128票)、「グリーン」(107票)、「山」(89票)、「自然」(72票)が続く。
雨の種類については「横殴りの雨が大嫌い」(56%)で、「春に降る小雨は好き」(35%)。雨降りの必需品「傘」については、「傘を4本以上持っている」(20%)、「昨年傘を壊した」(34%)、「昨年傘をなくした」(23%)のほか、「1年で4本以上傘をなくした」(5%)という人も。
バンクーバーの代表的な美しい風景のビーチについては、人間ウオッチングに良い場所として「キツラノビーチ」を40%の人が挙げ、デートに行くなら「イングリッシュ・ベイ」(26%)、子連れで行くなら「スパニッシュバンクス」(22%)との結果に。観光客を必ず連れて行く場所には、約半数が「スタンレーパーク」、31%が「グランビルアイランド」と答えた。
「バンクーバーで生まれた、もしくは引っ越してきた記念日はいつか」の問いには、8月(17%)、9月(13%)が多く、その記念日「Vanniversary(バニバーサリー)」を14%の人が何らかの形で祝い、13%が今後祝うようにしたいと答えた。
同アンケートで約半数以上が「当てはまる」と答えた「バンクーバーあるあるリスト」は、「すしばかり食べている」(69%)、「飲茶の注文の仕方を知っている」(57%)、「トロントと聞くと嫌な顔をしてしまう」(56%)、「カナックスが勝っている時は好き」(55%)、「2010年バンクーバー五輪のときのレッドミトンを持っている」(44%)と続き、中でも一番多くの人がうなずいたのは「バンクーバーに住んでいてどんなに幸せかをつい語ってしまう」(75%)だった。
今回のアンケート対象となったのは、意見提出サイト「Talk Vancouver」に登録している市民。市広報では、プロジェクトなどに対する意見を市政に反映し、市民生活に関するより多くの問題を解決していけるよう、同サイトへの登録を呼び掛けている。