7月5日に閉幕した「FIFA女子ワールドカップ2015」の観戦に、なでしこジャパンの熱烈サポーター、村上アシシさんが日本から来加、全ての試合を現地で観戦し日本人応援団を盛り上げるべく活躍した。
職業は経営コンサルタント・著述家で「半年仕事・半年旅人」というライフスタイルを続ける村上さん。2005年のドイツコンフェデ杯を見に行った経験がきっかけでサッカーの「日本代表愛」に目覚めたという。以来サポーターとして2006年の男子ワールドカップを皮切りに今年の女子ワールドカップまで、ほとんどの試合を現地で応援し続けている。
村上さんにとってバンクーバーは英語留学の経験があり、サラリーマンを辞めるきっかけにもなった街。その土地勘のあるバンクーバーで今大会、日本が多くの試合を行い決勝戦も行う可能性があると知った時には「運命を感じた」と振り返る。
「現地に行って応援する日本人の数を数万人に増やし海外の会場にホームの雰囲気をつくる」のを目標に、現地からは応援リポートだけでなく、フライトや宿の手配、チケットの入手方法なども発信。なるべく多くの日本人が現地で応援できるようにと「サポーターのサポート活動」も続けている。バンクーバーでの決勝戦前も、すでに完売だったチケットの入手情報を得ては朝から販売窓口に並ぶなど忙しく走り回った。
なでしこジャパンは準優勝に終わった今回の「FIFA女子ワールドカップ」。会場では若干気落ちした様子も見られたが、「アメリカ相手に完敗ではあったが、誇り高い負け方だったように思う。なでしこジャパンには胸を張って帰国してほしいと切に願う」とその思いをブログにつづる。今後もロンドン五輪、そして「一番の悲願」と掲げる「男子ワールドカップで日本代表が優勝する姿を見る」時を目指して村上さんは今後も活動を続ける。