バンクーバーのグランビルアイランドで7月14日、フランスの革命記念日「バスティーユデー」を祝うイベントが開催された。
「バスティーユデー」は1789年のフランス革命の発端となったバスティーユ牢獄襲撃を記念する日。フランス本国では盛大に祝う祭日で、カナダでもフランス語系住民を中心に各地でイベントが催されている。今年は「フランス系以外の人や観光客にも共に祝い楽しんでもらいたい」と、初めて観光名所であるグランビルアイランドで行われた。
フランス系市民だけでなく多くの買い物客や観光客が訪れた当日。青・白・赤の風船が飾られ、シャンソンが流れる会場にはクレープやマカロン、フレンチベーカリーなどの販売屋台が並んだ。水を入れたグラスをお盆に載せ、こぼさずにゴールに戻る時間を競う「ウエーターズレース」、フランスをテーマにペットにコスプレを施す「ドッグコンテスト」、フレンチマイムの登場などが来場者を沸かせた。
会場でボランティアとして設営、進行を手伝ったReneさんは「フランス人にとってとても大切な祝日とフランスの文化を多くの人に知ってもらいたい。今日はフランス語で思いっきり話せるのもうれしい」と笑顔で話した。