バンクーバーのバーテンダーLauren Moteさんが、8月28日~9月5日に南アフリカのケープタウンで開かれる世界一のバーテンダーを決めるコンペティション「ワールドクラス」にカナダ代表として出場することが決定した。女性バーテンダー初の快挙となる。
Moteさんは、「Bittered Sling」(34 W. 7th Ave., Vancouver)の共同経営者で、「UVA Wine & Cocktail Bar」(900 Seymour Street, Vancouver)のマネジャーも務めている。雑誌「Vancouver Magazine」が毎年表彰する「Restaurant Award」では「バンクーバーのベストバーテンダー2015」に選ばれるなど、地元のカクテルシーンをけん引する存在。
6月22日~24日の3日間、米・イリノイ州シカゴで開かれた大会では、カナダ全土から集まったファイナリスト10人が代表の座を懸けて腕を競った。カクテルについての知識を試す筆記試験、利き酒チャレンジ、カクテル作りの技と味、客の目を引く演出能力などを総合して、12人の審査員が採点。大会開催都市シカゴをテーマにしたカクテル作りや、食事とのペアリング、地元の食材を使ってオリジナルカクテルを作るサプライズチャレンジ、8分間で6種類のカクテルを作るスピードレースと熱戦を繰り広げ、「彼女はただただ目を見張る素晴らしさで、会場の注目を一身に集めていた」と審査員をうならせた。
Moteさんは「言葉ではうまく表せないくらい感激している。才能ある同僚やバーテンダー仲間たちと競い合えただけでもありがたいことなのに、優勝できたなんてとても名誉あること」と喜ぶ。
南ア世界大会では57カ国の代表が一堂に会し、世界一バーテンダーを目指す。