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「バンクーバー国際映画祭」開幕 オープニングは「ブルックリン」

オープニング作品「Brooklyn」のジョン・クローリー監督

オープニング作品「Brooklyn」のジョン・クローリー監督

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 バンクーバーの市内各所で9月24日、「第34回バンクーバー国際映画祭」が開幕した。オープニングガラが行われたThe Centre for Performing Arts(777 Homer st. Vancouver)ではレッドカーペット上に映画関係者が華やかに登場。各劇場前には早くも行列ができるなど、映画ざんまいの日々の開始を祝う人々の姿で街はあふれた。

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 北南米、ヨーロッパ、アジアなど世界各国からの355作品を上映する同映画祭。日本からは「海街diary」(是枝裕和監督)、「百円の恋」(武正晴監督)、「GONINサーガ」(石井隆監督)、「牡蠣(かき)工場」(想田和弘監督)などを上映。石井隆監督、俳優の東出昌大さん、武正晴監督の来加も予定している。

 オープニング作品はジョン・クローリー監督の「Brooklyn」。1950年代のアメリカを舞台にアイルランドからの移民であるヒロインの姿を生き生きと描き、先に開催された「トロント国際映画祭」「サンダンス映画祭」でも好評を得た作品。会場にはクローリー監督も来場「この映画と同じくアイルランドに縁のある人が多いバンクーバーで上映することを光栄に思う」と笑顔であいさつした。

 注目作品はホウ・シャオシェン監督の「黒衣の刺客」、ベストセラー「部屋」の映画化作品「Room」(Lenny Abrahamson監督)、カントリーシンガー、ハンク・ウィリアムズさんの伝記「I Saw The Light」や、イルカ漁を追い注目された「ザ・コーブ」制作スタッフによる新作「Racing Extinction」(Louie Psihoyos監督)のほか、ホームレスモデルとして話題になったMark Reayさんを追う「Homme Less」、アメリカンバレエシアターで黒人初のプリンシパルとなったミスティ・コープランドさんを追う「A Ballerina’s Tale」などのドキュメンタリー作品も。

 上映作品、スケジュールはサイトで確認できる。チケットはサイト、上映館窓口で販売。チケットは、一般=14カナダドル、学生(学生証の提示が必要)とシニア(65歳以上)=12カナダドル、ユース(18歳以下)=10カナダドル。18時前の上映は一律12カナダドル。

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