「第34回バンクーバー国際映画祭」で、地元映画界のさらなる発展を目的として2013年に設けられた「BC Spotlight and Canadian Images Award」の各賞が10月3日、The Center for the Performing Arts(777 Homer Street, Vancouver)で発表された。
BC州作品賞に輝いたのは、Damien Gillis監督とFiona Rayher監督の「Fractured Land」。法律を勉強するカナダ先住民族の青年が、自身の周りで次々と起こる環境破壊の問題に取り組むために、伝統文化と現代の法律のはざまで苦悩する姿を描いた作品で、審査員は「主人公が思い悩む姿を通して、今の世界が抱える問題を分かりやすく描いており、ストーリーに引き込まれた」と評価。カナダ作品賞は、Andrew Cividino監督のデビュー作「Sleeping Giant」に贈られ、「生き生きとした鼓動を感じるほど美しい風景と今を生きる若者たちの姿の何気ない日常から生み出されたドラマがリアルに描かれていた」と評された。
BC州新人監督賞は、「俳優同士の相性がぴったりで、脚本がとてもよく練られていた」との審査員の評価を受けた「The Devout」のConnor Gaston監督へ贈られ、今回新設されたカナダ新人監督賞は、「The Sound of Trees」を出品したFran?ois P?loquin監督、カナダ短編作品賞はPascal Plante監督の「Blue-Eyed Blonde」に。次回作に最も期待できるカナダ短編監督賞は「Never Steady, Never Still」のKathleen Hepburn監督が受賞した。
表彰式に出席したGregor Roberstonバンクーバー市長は「近年、バンクーバーの映画を中心とするエンターテインメント産業の成長は目覚ましい。アニメやゲームなどのデジタル業界もどんどん集まってきており、雇用拡大が続いている。この流れを継続していくことで、企業投資やコミュニティーのサポートを増加させ、さらに良い映画作りにつながれば」と期待する。