IKEAカナダ社は昨年12月初旬、カナダへの受け入れが始まったシリアからの難民を総計18万カナダドル相当の家財道具などで支援すると表明した。
同社のStefan Sjostrand社長は「家というのは世界で最も大切な場所。難民の人たちに家財道具を贈ることで、カナダでの新生活の必需品をそろえるだけでなく、くつろげる家という今彼らが最も必要としている大切なものを用意することができる」と支援表明の理由を話す。
同社では各難民サポート団体から受け付ける申請を元に、ベッド、マットレス、テーブルや調理器具、本、子どものおもちゃなど、新生活を始めるのに必要な物を寄付する。申請は同社ウェブサイトから3月31日まで、または予算が無くなるまで受け付ける。
2016年2月までに2万5000人の難民受け入れを決定しているカナダ。12月7日に第1陣がトロントに入国したのを皮切りに、全国各地で受け入れが始まっている。バンクーバーエリアでは昨年末までに約400人が到着し、2月までにはさらに約1900人の受け入れを予定している。